プロジェクトX! 己を再考す。

 再放送だったが、眼が潤んだ。ある感慨に浸った。
 ライダー秋山さん、どこにあんな闘志あるのだろう。と思うような穏やかな目をなさっていた。携わった方々皆良い顔をなさっていた。
 つい1週間前、そんな目つきをした若者五人とその仲間たちを見ていた。良い顔の若者、また育ってくれ。良い夢を見たいし、育てたい。

 設計者がエンディングで、まだちょっと気に入らない。と一部分を指摘された。世界のホンダと言われながらも、まだまだ夢をおい続けておられるのだな。今日の技術大国日本があるのも、あの眼が在ったからかも。私事を捨てて物事に打ち込む少年のような日々、眼、夢があったからなのだろう。
 本田会長曰く、「それは他にないのか?…なら良い!」オンリーワンの技術。オンリーワンの志、なのかも。YS11もそうであったが…。日本はすばらしい。
 3日ほど前になるが、先祖棚を掃除しながら、特攻にて戦死した伯父の遺影を見つめた。やはり穏やかな目をされていた。大丈夫か?頑張れよ、しっかりしろよ!とやさしく問い導かれているような気がした。そんな翌々日の事であったので、特に今夜は感慨にふけった。
 戦後60年。60年を還暦という。赤子に帰ったつもりで人生を再生する。よみがえれ日本。どうも置いてきぼりになりそうな、今の日本。今の野尻。今の自分。まだ50にも成らないのに、へばっちゃいかん!
 あの当時の若者は、どんな世界観や、日本の将来を思っておられたのだろう。何を根本に夢を託されたのだろう。
 改めて考えてみよう。とも思った。
 先ずは、自分の出来る事から、再考、再チャレンジ。